Owen’s a Win – Jund, And Why Golgari Charm Is So Great
By Owen Turtenwald 1 Jun, 2014
http://www.channelfireball.com/home/owens-a-win-jund-and-why-golgari-charm-is-so-great/

今回はここ最近MOで調整してきた新しいスタンダードのデッキをシェアしよう。
それはジャンドだ。いや、モンスターズの方ではない――ただのジャンドだ。

土地
4 x 《血の墓所/Blood Crypt》
4 x 《草むした墓/Overgrown Tomb》
4 x 《疾病の神殿/Temple of Malady》
4 x 《奔放の神殿/Temple of Abandon》
5 x 《沼/Swamp》
3 x 《森/Forest》

クリーチャー
2 x 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
4 x 《森の女人像/Sylvan Caryatid》
4 x 《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
4 x 《冒涜の悪魔/Desecration Demon》

呪文
3 x 《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen》
4 x 《地下世界の人脈/Underworld Connections》
2 x 《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》
2 x 《肉貪り/Devour Flesh》
3 x 《突然の衰微/Abrupt Decay》
4 x 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
4 x 《思考囲い/Thoughtseize》

サイドボード
2 x 《肉貪り/Devour Flesh》
2 x 《破滅の刃/Doom Blade》
2 x 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
2 x 《霊気のほころび/Unravel the AEther》
1 x 《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》
3 x 《殺戮遊戯/Slaughter Games》
2 x 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
1 x 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》

このデッキレシピはとてもしっくりくる――それに、PTギルド門侵犯で私がTOP8入りした時に使っていたような、前環境スタンのジャンドを思い起こさせる。
《森の女人像/Sylvan Caryatid》は《遥か見/Farseek》の完璧な後釜であり、《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》は依然としてその強さを保ち続けている。

メインとなるアド源は《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》と《地下世界の人脈/Underworld Connections》によるコンボだ。この組み合わせは壊れと言っていいもので、毎ターン気持ちよくなれること請け合いだ。この2つが揃っている限り、地下世界の人脈によるライフロスをクルフィックスの狩猟者で帳消しにした上で毎ターン土地をプレイしてはスペルを引くことが出来る。他にも、ライブラリートップから占術土地をプレイし、そこで良いカードが捲れたら占術にスタックで人脈でドローし、その上で占術を解決するという素晴らしいテクもある。このコンボを用いれば速やかにライブラリーを掘り進み、必要な解答を探しに行くことができるだろう。

私は初め《突然の衰微/Abrupt Decay》を4枚にしていたが、《冒涜の悪魔/Desecration Demon》1体に対し腐って負けることが多々あったので3枚に減らした。衰微は言うまでもなく強力なカードだが私が満足するほどに柔軟ではないね。このカードの素晴らしい点の一つに、拘留の宝球をインスタントかつ打ち消されずに壊せることが挙げられる。調整中の間、宝球に捕らわれた冒涜の悪魔を相手のエンド時に解放してトドメの6点を入れて勝ったゲームが山ほどあったよ。衰微は人脈への解答になることも偉大だ。以前黒単を使っていた頃、人脈はしんどいミラーにおける最大の障害であったが、衰微とヴラスカを搭載した今は特に心配するほどではなくなったね。

《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》や他の2マナ除去を試したりもしたけど、最終的には《肉貪り/Devour Flesh》にまた帰着することになった。これは本当にスタンダードにおける最高の選択だ。2ターン目に出てくる肉を全て相手に貪らせてやる簡単なお仕事です。
《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa》や呪禁クリーチャーへの強みを持てるのも嬉しい。

複数体の《漁る軟泥/Scavenging Ooze》を全員育て上げることは難しい――これが軟泥を2枚に抑えている根本的理由だ。それでも十分強いけど。ゲームが長期化するほどにライフゲインは重要となり、後の思考囲いや人脈によるアクションを安定させられる。《チャンドラのフェニックス/Chandra’s Phoenix》を追放することは対バーンにおける特に重要な役割でもある。時たま見られるゴルガリドレッジにも強力だ。相手のプランはすべて軟泥の餌となる。

黒いデッキの主力である《冒涜の悪魔/Desecration Demon》は《怒鳴りつけ/Browbeat》のような懲罰者カードの類と言っていい。怒鳴りつけでドローしたいときに相手が5点を受け、5点を与えたいときにドローさせられる―それと同様のことが冒涜の悪魔にも言える。しかし怒鳴りつけとは2つの点で異なる。相手のクリーチャーを除去さえすれば冒涜の主導権は完全にこちらが持つ点と、冒涜の誘発は1回に留まらず毎ターン相手に選択を迫る点だ。こいつは本当に素敵な奴だよ。

ヴラスカは衰微と似ているが、より強力な主軸となる役割を持つ。私のヴラスカへの好意は急上昇中だ。この間の8構で3-0したときはヴラスカを4積みしていたくらいに。ヴラスカは生命散らしのゾンビに耐性をもつ緑の爆弾だ。デッキの緑をより濃くしようとするとどうしても生命散らしが気にかかってしまう。本当に馬鹿げたゾンビだ。先出しされた散らしに抜かれるような3マナ以上の緑の生物は構築段階から避けて通らざるを得ない。まったく、思考囲いがないときにクルフィックスの狩猟者を抱えているときの不安と言ったら。

最後に、スタンダードで緑黒系のデッキをプレイするうえで最も重要なのが《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》だ。これの軽さ、万能さといったらないね。再生モードは単体除去から至高の評決まで対応できる。エンチャント破壊モードはより重要となりつつある。バーンの岩への繋ぎ止めや大歓楽の幻霊を破壊したり、宝球を割れる。つまりコントロールの2大戦術をこれ1枚で対応できるということだ。それだけでサイドボードに積む価値がある。全体-1/-1修整も忘れてはいけない。減縮は周知の通り強力で、それをタダでデッキに入れられるようなものじゃないか?ゴルガリの魔除けは最高だ!


サイドボーディング
啓示コントロール(青白/エスパー)

Add
+2 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
+2 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
+1 《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》
+3 《殺戮遊戯/Slaughter Games》

Remove
-2 《肉貪り/Devour Flesh》
-2 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
-4 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》

啓示コン相手にサイド後英雄の破滅を残すのは常々辟易としてきたが、腹を括って全抜きにした。英雄の破滅は負けてる盤面で力を発揮する、それは良い。しかし勝ってる盤面では文字通り何もしない。実際、初手に破滅があってもそれが勝ちに直結することは滅多にない。

黒単信心

Add
+2 《肉貪り/Devour Flesh》
+1 《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》
+2 《霊気のほころび/Unravel the AEther》

Remove
-4 《思考囲い/Thoughtseize》
-1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》

《霊気のほころび》は人脈とエレボスの除去として輝く。ラクドスの復活は《精神錯乱》やゲーム終盤のトップ《火の玉》にもなる化け物。このマッチアップでの思考囲いは従来通り強力だが、私のプランでは長期戦を見据えているので、そのような状況でトップしたいカードではない。

ジャンドモンスターズ

Add
+2 《破滅の刃/Doom Blade》
+2 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
+1 《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》

Remove
-2 《肉貪り/Devour Flesh》
-2 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
-1 《思考囲い/Thoughtseize》

このマッチアップは大変な正攻法で挑むしか無い。攻撃し、除去し、あらゆるダメージ源を取り除く。常に《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》をトップされる可能性を考慮せよ。

青単信心

Add
+2 《肉貪り/Devour Flesh》
+2 《破滅の刃/Doom Blade》
+2 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
+2 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
+1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》

Remove
-4 《地下世界の人脈/Underworld Connections》
-3 《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen》
-2 《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》

《ゴルガリの魔除け》は《波使い》だけでなくタッチ白での《拘留の宝球/Detention Sphere》にも対処できる。相手がタッチ白だと分かるのであれば《霊気のほころび/Unravel the AEther》を入れでも良いが、純正青単であればそこまで必要ではない。

バーン

Add
+2 《肉貪り/Devour Flesh》
+2 《破滅の刃/Doom Blade》
+2 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
+2 《霊気のほころび/Unravel the AEther》
+1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
+1 《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》

Remove
-4 《思考囲い/Thoughtseize》
-4 《地下世界の人脈/Underworld Connections》
-2 《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen》

バーンとのゲームはやりにくいが、《森の女人像/Sylvan Caryatid》と《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》は偉大だ。ヴラスカと衰微は《岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks》を割れる。が、その程度。《漁る軟泥/Scavenging Ooze》はライフゲインと《チャンドラのフェニックス/Chandra’s Phoenix》への確実な解答。今でも時々バーンに敗れることがあるが、相手がぶっとんで速く強い引きをしない限りは負けない自信があるよ。


ジャンドの回帰程待ち望んでいるものはないから、このデッキが今後も活躍し続けんことを。

Owen Turtenwald
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占術スタック人脈テクは気づかなかった……

コメント

長谷通り
2014年6月24日23:42

ジャンドではなくゴルガリですが、記事を参考にデッキ組ませて頂きましたm(_ _)m大変参考になりました!ありがとうございます!
また、リンクさせていただきました。よろしくお願いいたします。

いとだ
2014年6月25日1:56

雑翻訳ですが、お役に立ったなら何よりです!
こちらこそ宜しくお願いします~ヾ(〃l ヮ l)ノ゙

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